最近、ニュースを見ていると「ソロ離婚式」というものがあることを知りました。
結婚をしたら結婚式を挙げるので、離婚したら離婚式を挙げるのかな?と単純に思いました。
「でも離婚をする際、式を挙げる?それもソロで?」
と思う人も多いと思います。
今後、もしかしたら離婚式に参列する時のために、
- 服装や費用(料金)
- 指輪をハンマーで破壊する儀式
について紹介します。
ソロ離婚式の服装について
離婚式に参加する時の服装は、実は決まってはいません。
結婚式の服装となると、白がダメだったり新婦さんより目立たないものなど服装には気を遣いますが、離婚式は旧婦も自前の服装で、参列者も自前の服が多いようです。
とはいえ、旧婦より目立つ服装は一応控えておく方が良いと思われます。
人それぞれ離婚に対する考え方が違うので晴れ着や喪服の方もいらっしゃいます。
ソロ離婚式の費用(料金)やご終儀について
結婚式だと費用(料金)は規模・内容・親密度によってある程度分かりますが、ソロ離婚式となると相場が分からないのでどのくらいの費用が掛かるのか想像がつきませんでしたが、
ソロ離婚式の費用の相場は50,000円くらいです。
離婚式の場合だと100,000円が相場です。
会場はソロ離婚式の場合は基本的にレストランになります。
通常の離婚式の場合は、結婚式場や屋形船が多いです。
ご終儀は、3,000~5,000円が相場です。
離婚式の場合は、ご祝儀ではなくご終儀と漢字が変わります。
離婚はお祝いではなく夫婦関係の終わりの意味でご終儀と書くみたいです。
結婚式と比べると離婚式のご終儀は思ったよりも高くなかったです。
指輪をハンマーで破壊する儀式とは?
「カエル」の絵が描かれたハンマーで結婚指輪を壊す儀式です。
カエルの絵が描かれてるのは、「元に返る」意味があるとの事です。
参列されるご友人の前で「新たな再出発の決意」を誓い合う前向きなセレモニーです。
ソロ離婚式とは?
離婚式は2009年から注目されているサービスですが、ソロ離婚式は2016年頃から注目されているサービスでまだまだ歴史の浅いサービスです。
結婚式なら服装・費用(料金)等ある程度の想像はつきますが、離婚式となると「?」という方が多数いらっしゃるのではないのかと思われます。
日本よりも離婚率の高いアメリカでは、離婚式を行う夫婦が多いようですが、日本での離婚式自体は、2009年頃から始まっており、名称からも分かるように、離婚をする時に挙げる式です。
これから離婚をされる夫婦や離婚をされた旧郎様・旧婦様を対象にしたサービスで旧郎旧婦お互いの未練を断ち再出発する為の式です。
ソロ離婚式は、旧郎・旧婦二人揃っての離婚式は抵抗があるけど、旧婦様より友達や仲間を集めて離婚の報告や激励が欲しいという要望があり2016年頃から始まった新サービスです。
※呼び名が結婚式の場合は、新郎・新婦ですが、離婚式の場合は、旧郎・旧婦と呼ぶそうです。
基本的に旧婦様に対するサービスで、お申し込みされる割合も9割が旧婦様からになってます。
ソロ離婚式の基本的なプログラムについて
①司会者により離婚に至った経緯を説明
ソロ離婚式になると旧郎が同席していないので、遠慮無く読み上げられる離婚理由は、夫の浪費癖、浮気、姑問題等内容以上に衝撃的です。
意外に感じるのが旧郎からのDVでの離婚理由がほぼ無いらしくびっくりです。
②旧婦がソロ離婚届に署名・捺印
③結婚指輪を外し台の上に置きハンマーで破壊
離婚すると結婚指輪をどうしよう?と処分に悩む人も多いかと思われますが、離婚式にその悩みを解決出来るプログラムがあります。
それは、未練を断ち切るという意味を込めてハンマーで結婚指輪を壊すプログラムです。
台の上に指輪を置きハンマーで叩き指輪を壊します。
指輪は意外にもろくフニャと一瞬で曲がります。
④夫婦や子供と一緒に撮影した家族写真を出席者に見せながら、ハサミで2枚に断ち切る。
⑤これまでの結婚生活をスライドを見ながら振り返る
⑥思い出の品を処分
⑦ご歓談
オードブルを食べながらドリンクで乾杯
通常の離婚式では行うことのできない「黒活(くろかつ)」がソロ離婚式では許されます。
※黒活とはこれまでの結婚生活への不満や愚痴を吐き出す活動
⑥ブーケトス
ブーケトスに使用される花は、ユリオプスデージーです。この花の花言葉は「円満な関係」です。
最後に「受け取った人は円満離婚できる」という旧婦からのブーケトスをして離婚式は終了です。
ソロ離婚式のメリット
①ソロ離婚式をする事でケジメをつける事が出来る。
離婚式を開催することによって、離婚の意志も固まりハンマーで結婚指輪を壊すという行動で、未練が無くなり友人の前で離婚を宣言することでケジメをつけれます。
②旧郎の同意が不要
離婚式だと主役である旧郎・旧婦の双方が同意しないと式を挙げられないため、離婚届を出す前から絶縁状態にあるような夫婦では、離婚式の挙式がかなり難しくなりますが、ソロ離婚式の場合はその心配もいりません。
③離婚を考え直すきっかけになる。
中には、離婚式でプログラムが進むにつれ友人からの励ましの言葉で離婚を思いとどまる方もいます。
離婚式をする事で今までは見えていなかった自分やパートナーの状況を再確認できる機会なのかもしれません。
このように近しい友人を呼んで離婚式をすることで絆も深まり、友人とも離婚前以上に仲の良い関係でいられることが一番のメリットだと思います。
ここまで、ソロ離婚式の内容を見てきましたが、離婚のために式を挙げることの必要性は微妙な気がしてましたが、このように式という形で友人の前で離婚の報告をすることによって気持ちの切り替えができると考えると、離婚式も良いものだなと思いました。
ソロ離婚式のデメリット
①費用が掛かる。
ソロ離婚式は単独で行いますので、費用は全額負担になります。
参列者が持参されるご終儀をあてにしても多くの参列者が見込めるとは限りません。
②周囲の理解が得られない。
ソロ離婚式の口コミやレビューなどを見る限りでは、少なからず離婚式に違和感や嫌悪感を示す人がいます。
そもそも離婚を前向きに考える人は少数派で、しかも会費をご終儀として募るようなソロ離婚式の理解を得ることはなかなか大変です。
次にソロ離婚式の感想(口コミ)を見ていきたいと思います。
ソロ離婚式の感想(口コミ)について
「昔は離婚は恥ずべき事でしたけど、今はバツ1、バツ2ぐらいは「へぇ〜」って時代ですから、さっさと気持ちを切り替えて前を歩く為に離婚式をして、綺麗さっぱり過去を流すのも良いと思います。」
「招待された夫婦が別れても私は別に気にはなりませんけどね。お知らせも別に無用かな。ご祝儀詐欺の偽装結婚でもない限り、お好きにどうぞという気持ちです。でもまぁ離婚式には、招待客がお金を包む必要はなく逆に返金があるというなら出席もやぶさかではありませんけど笑」
「職場結婚とか、高校の同級生同士が結婚して地元に住んでるとかなら、知り合いもそれなりにいて開催する意味もあるかも知れませんが…。東京出身と北海道出身の2人が山形で働いてる時に結婚し、現在は転勤で鹿児島にいます…なんて夫婦が「ハウステンボスで離婚式するから来てね」と言っても集まるもんですかね?」
「新しい門出として、それぞれの道を歩みことを選択しました。ってセレモニーもあって良いかも知れませんよね。」
「離婚する時って、大抵がグチャグチャのドロドロな状態だと思います。2人並んで仲良く「離婚式」なんてしてられるなら、まだ離婚しなくてもいいでしょう。また、円満な離婚、なんて言ってる時点で、結婚なんかままごとみたいなものだったんじゃないの?という感じもします。まあ、夫婦は色々ですからそこは余り言うべきじゃないかも知れませんが。」
「会費が無くて、お詫びの食事会を旧郎旧婦もちでやるのが最低限だと思います。それを、ゲストからお金貰って別れる会って…友達なくしそうです。」
「私が招待されたら行きません。もし理由を聞かれたら「行きたくないから」とはっきり言います。離婚式なんて当人同士が納得していれば、してもしなくてもいいことだからです。」
ソロ離婚式に感想(口コミ)を調べてみたところ、この質問には否定的な回答が多かったです。
まとめ
ソロ離婚式に参加する際の服装は決まってませんが、旧婦より目立つ服装は一応控えておく方が良いと思われます。
ご終儀の相場は3,000~5,000円でした。
また、離婚式の費用は行う場所や会場によって変わりますが、相場は50,000円でした。
年間、20万組以上が離婚する日本ではソロ離婚式が今後認知され増加していくかもしれません。
民間資格ですが、「離婚式プランナー」という資格も出来ており離婚式の需要を暗に示していると思われます。
実際、離婚をした事実を友人にも黙ったままでいると、しばらくは離婚したことを人に話たくなくなったり、人との関わりを避けるようになったりする人もいます。
友人を招いてソロ離婚式という公の場で離婚を宣言することによって、離婚をマイナスではなくプラスに考える事が出来るようになります。
新たな出会いや縁を作る事に前向きになることが出来るきっかけを作るソロ離婚式のメリットは大きいと個人的に思っています。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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